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20090211 ハリポタ考察
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②の続きです。

「十五年前とは、わしがそなたたちに、ハリーの両親が殺されたことを説明し、ハリーを実の息子同様に世話するよう望むという手紙をつけて、ハリーをこの家の戸口に置き去りにしたときのことじゃ」(『謎のプリンス㊤』、82ページ・6行目~8行目)

ダンブルドアが送った手紙、おじさんもおばさんも読んでいるはずです。

「ハリーは行かせんぞ」(『賢者の石』、82ページ・4行目)

「ハリーを引き取った時、くだらんゴチャゴチャはおしまいにするとわしらは誓った。この子の中からそんなものは叩き出してやると誓ったんだ!魔法使いなんて、まったく!」(同ページ・10行目~11行目)

酷い扱いをしていた一方、一応ハリーの将来は考えていたようですね。

深まる謎……嫌ってるのに引き止めている…矛盾してる気が。

ダンブルドアからの手紙、おばさんもおじさんも絶対読んでると思いますが、おじさんは内容覚えてないかもしれないですね。

というのは、2人の手紙に対する受け取り方が異なっていると思うからです。

(当然といえば当然ですが)

それは立場によると思います。

ペチュニアおばさんは、「母親」として、嫌いな姉の子供だけど、引き取ったからには責任を感じているというか…。

バーノンおじさんは、ハリーとはペチュニアおばさんよりも関係が遠いので、責任なんて感じてなくて、いつも邪魔者扱い。

ペチュニアおばさんもバーノンおじさんも、どちらもハリーのことを「好き」ではないけれど、体罰的なことを命じるのはいつもバーノンおじさんでしたよね。

それに、ハリーが自分は魔法使いなんだ、と知ったとき、ハリーをホグワーツに行かせない!という発言をしていたのはバーノンおじさんだけでした。

もう1つの夫婦の認知の差は先程に続く場面です。

ダンブルドアが、頼んだようにハリーを息子同然に扱わなかった。せめての救いはダドリーが被った被害をハリーは免れたことだと言います。

そのあとのダーズリー一家の反応です。

ダーズリー一家は誰も何も言わなかった。ダドリーは、いったいいつ自分が虐待されたのかをまだ考えているかのように、顔をしかめていた。バーノン叔父さんは喉に何かつっかえたような顔をしていた。しかし、ペチュニア叔母さんは、なぜか顔を赤らめていた。(『謎のプリンス㊤』、83ページ・12行目~14行目)

〈疑問な点〉

①ダドリーが被った被害とは何か

ズバリ甘やかし!

②ダーズリー一家の反応

ダドリー>>自分が虐待を受けていることを全く自覚していない様子。

バーノンおじさん>>「我々が――ダッダーを虐待したと?なにを――?」と言いかけてダンブルドアに静かにと合図されているので、まだ言いたいことがあったのかも。

ペチュニアおばさん>>恥じらいの気持ち(?)から顔を赤らめている。多分、ダンブルドアの言う「虐待」の意味を分かっている。

余談ですがダンブルドアがダーズリー一家から立ち去るときの言葉に胸がつまりました。

「またお会いするときまで」

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